肝臓と低亜鉛血症

肝臓と低亜鉛血症:関連資材

Specialist Review
肝硬変における亜鉛補充療法の有用性
大阪国際がんセンター副院長
臨床研究センター長 肝胆膵内科
片山 和宏 先生

慢性肝硬変患者にみられる亜鉛不足は、窒素代謝異常や肝臓の線維化にかかわっている。ウィルソン病への適応を有していたノベルジンRが、2017年に低亜鉛血症の適応を取得した。そこで、肝硬変における亜鉛の治療効果を報告されている大阪国際がんセンター副院長の片山和宏先生に、肝硬変における亜鉛補充療法の有用性についてお話を伺った。

Seminar
第103回 日本消化器病学会総会 ランチョンセミナー19
大阪国際がんセンター副院長
臨床研究センター長 肝胆膵内科
片山 和宏 先生

2017年3月、ウィルソン病治療薬であった酢酸亜鉛水和物製剤(ノベルジンR)の効能・効果に、低亜鉛血症への適応が追加承認された。低亜鉛血症は肝疾患に多くみられる症候であり、特に高アンモニア血症が認められる場合の亜鉛補充療法は、肝疾患患者の予後を改善するものと期待されている。今回、肝疾患における亜鉛補充療法について長年研究を重ね、適応拡大に向け開発治験も主導的立場にいた片山和宏先生に、肝疾患と亜鉛補充療法、またその可能性について講演を頂いた。